[ミクロ経済学]価格効果(代替効果と所得効果)

経済学
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代替効果と所得効果の意味を整理した後,これらの2財グラフの動きについてまとめます.

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キーワード

  • 代替効果
  • 所得効果
  • ギッフェン財

代替効果と所得効果の定義

価格効果とは,財の価格の変化に伴い購入する財の組み合わせが変化することです.

代替効果価格が変化した時,同じ効用を保つように財の組みが変化すること
所得効果価格が変化した時,消費者の予算が変化することで購入量が変化すること

価格効果を代替効果と所得効果の2つに分解することをスルツキー分解と呼びます.

価格効果 = 代替効果 + 所得効果

例1:両方とも上級財の場合

x財の価格が減少した場合を仮定します.すると,以下のように A→B→C と変化していきます.

AからBへの変化(代替効果,青矢印)

xの価格が小さくなったため,MRSが小さくなる方へと最適消費の点が移動します.(MRSは効用関数の接線でした.)

(xの価格が減少すると,xをより多く購入できるため,yを減らしてxを増やした方がお得になります)

MRSの意味については以下のリンクを参照

BからCへの変化(所得効果,緑矢印)

xの価格が減少したことで,購入できる量が増えます.言い換えると,実質的な所得が増加したと言えます.

そのため,予算制約線は右上にシフトします.この際.xとyは上級財(所得が上がれば消費量も上がるもの)であるため,両方とも消費が増えることになります.

最終的に,AとCを比べるとCがAの右上に位置します.(xもyも消費量が増えます.)

例2:ギッフェン財と上級財の場合

ギッフェン財とは「価格が減少した時に消費量も減少する」特殊な商品のことを指します.(大抵の商品であれば,価格が下落すると消費量は増加します.)

価格消費量
下級財↘︎↗︎
ギッフェン財↘︎↘︎
下級財とギッフェン財の違い

このギッフェン財(x財)と上級財(y財)の価格効果を考えてみます.この場合も例1と同様にx財の価格が下落したときを考えます.

A→Bへの変化(代替効果)

例1と同様,x財の価格が減少したことでMRSが小さくなる方へと最適消費の点が移動します.(x財を増やしてy財を減らす方向へ最適消費点がシフトします.)

B→Cへの変化(所得効果)

ギッフェン財の定義が価格減少で消費量も減ることでした.すなわち,x財の価格減少で実質的に所得が増えます(予讃線が右上に移動)が,xの位置は元の点Aよりも左側に移ります.

最終的にAとCの位置を比べると,Aの左上の方にCが位置します.

ギッフェン財の例

ギッフェン財のイメージは,「飽きてしまって値段が下がっても欲しくならない」ものです.

この商品の価格が下落した際,余ったお金をどう使うかという場面を考えます.ギッフェン財はもう飽きているので増やさず,その代わりy財の方にお金を使うようになります.

この状況を生み出すのがギッフェン財となります.

まとめ

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