先日Java Silverに合格したので、合格に至るまでの勉強などをご紹介します。
・Java Silver とは?
・どのような人が対象か?
・勉強の方法は?
について述べていきます。
Java Silver とは?
Java Silverの概略
Java Silver はプログラミング言語である Java言語を用いた開発の基礎知識・実用スキルを証明する資格となります。正式名称は 「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11」と少し長い名前となっています。
ちなみに、同じJava Silverでも バージョンが SE 8とSE 11 の2種類あります。 特に参考書を購入する際、紛らわしいので注意が必要です! (自分は間違えて SE 8 の方を買ってしまい 約4000円を無駄にしました😭)
Java Silverの難易度
公式サイトには以下のように書かれています。
上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。
https://www.oracle.com/jp/education/certification/1z0-815-jpn-48261-ja.html
プログラミング未経験の人にとっては難しい試験に感じる部分が多いかもしれませんが、きちんと勉強すれば十分合格可能なレベルと思います。
同じJavaの資格試験で、下位資格に Java Bronze, 上位資格に Java Gold があります。
未経験の方であれば、下位資格の Java Bronze から挑戦してみるのも良いかもしれません。
合格までに必要な勉強時間は、およそ 100 時間であると言われています。
Java Silver 資格を取ることのメリット
- Java 言語の基本的な知識を身につけることができる
- 就職や転職の際に有利
Java Silver は世界共通の資格となっており、さらに シェア率の高い言語の一つでもあります。そのため、採用者・上司にアピールする強力なツールになると言えるでしょう。
合格までの勉強法
自分が Java Silverに合格するまでにしてきた勉強について述べていきます。
自分のバックグラウンドとしては、自分のJava経験は1年ほどでした。今の会社に入社して初めてJavaを触り、配属後もメインの言語として触ってきました。
- 2023年 4月 IT企業に就職
- 2024年 3月 Java Silverの勉強開始
- 2024年 4月 Java Silver 合格
勉強期間としては1ヶ月程度でした。
用いた教材
勉強方法は至ってシンプルです。ただひたすら「黒本」を繰り返すことです。
黒本とは以下の試験問題集のことです。(表紙が黒いため黒本です。)
実際の試験でも類似問題が多く出たので、この本は試験対策に非常に有用です。
勉強方法:ひたすら「黒本」を繰り返す
やったことは、黒本をひたすら繰り返すことです。
黒本は問題集ですが、解説がかなり充実していて、Javaの基礎知識を十分身につけることができます。
また、本の末尾にある予想問題は実際の試験問題とも近いものが多く、試験対策として非常に有用です。
勉強時間としては、平日は1-2時間、休日は2-3時間ほどを約1ヶ月続け、トータルでは50-60時間程度勉強したと思います。
受験した感想
試験時間は余裕がある
試験時間は180分で非常に長いです。しかしながら、問題数は80問で、時間には余裕を持って解き進めることができました。
CBT試験のため、途中退室も可能です。
受験費用が高くプレッシャーがすごい
実はこの試験の受験費用はめちゃくちゃ高いです。落ちた際のダメージは計り知れません。。
資格名称 | Java Silver |
受験料 | 37,730円 |
Javaの知識を体系的に身につけることができた
試験費用が高額な分勉強に身が入り、幅広い基礎知識を身につけることができたと感じています。
また、「名前は知っているけど理解が曖昧かも、、、」という部分もだいぶ少なくなり(コンストラクタ、インタフェース、オーバーライド、… etc)、日々の業務でのコーディングの速度や理解の解像度が上がったように感じています。
1年くらいJavaに触れてきた人に対して、Java Silverの勉強はJavaを体系的に学び直すことになり有意義なんではないかと思っています。
まとめ
java Silverに対してイメージを掴むことはできましたでしょうか?
自分としては、基礎固めにもなり受けて良かったと感じています。業務でJavaを扱っている方に理解を固めるためにも有用な試験だと思っていますので、ぜひ受験をご検討ください。
最後に、Java Silverのバージョンの違いにはくれぐれもご注意ください! (本記事では SE 11を紹介しています。)